今回訪問:2015/10/24
実のところ、私は貝が苦手です。苦手というより嫌いです。今日は、立川南口の東の外れにある[貝出汁しっぽり純子]に訪問してきました。3週間程前、貝が嫌いであるにも関わらずネットの書き込みの高評価につられて訪問したところ、非常に美味しく頂くことが出来たので他のメニューもと思い再訪してきました。
近年魚介豚骨や煮干しなど幅広いメニュー構成をする店が増えている中、あえて貝のみで勝負する強気の姿勢と高品質で支持を得ているようだ。
19:58入店 先客0 後客1。前回訪問時もこんな感じだった。昼の時間帯は客入り上々との噂だが、土曜の夜でこの入りは少々寂しい感じがする。やはり立地が影響しているのか?
先日「濃厚煮干」から「ホタテ」に貝へシフトした1日20食限定のつけ麺を注文。
「ホタテつけ麺」850
「大盛り」100
「味たま」ラーメンウォーカークーポン
先に配膳された連れの「貝出汁ラーメン」のアサリの香りが、隣の席までふわぁ~っと漂ってくる。美味しそうだ。10分位で自分の「ホタテつけ麺」が小さいトレーに乗って配膳。
「ホタテつけ麺 大盛り 味たま入り」950
なんかおしゃれな奴が出てきた。それにしてもあのピンクのものは何だろう?ラーメンのように貝の香りこそ強くは無いが、アサリには感じなかったやわい磯感がある。
つけ汁は、鶏か何かの動物系のベースにホタテの煮汁(ホタテ自体もペーストか何かにして)を溶かし混んで乳化させたもの。
緩めの粘度で塩系のつけ汁としては若干弱いかと最初思ったが、食べ進めても薄まることなくしかっりホタテ感が続いて非常に美味しい。
そもそも貝を普段食べないからよく分からないのだが、アサリやハマグリみたいな独特のエグ味のようなものは一切感じず、昔何処かで食べたことが有るような無いような子供の頃好きだったホタテ味のチャウダーのような味がした。
麺は、食券を渡す際に熱盛りの可否を尋ねたところ、生野菜が乗ることと麺同士がくっついてしまうので冷盛りのみの提供と言われた。(但し、それでも良ければ熱盛り可とのこと)
今回は店主お勧めの冷盛りで。
[いつ樹]製とのことだが、その[いつ樹]に行ったことが無いので何とも言えないが、非常に腰が強く密度の高い麺だ。5㎜角位のストレート麺で、全粒粉でも混じっているのだろうか結構灰色がかっていた。つけ汁との相性も良いと思う。
ただ、やっぱり熱盛りが良かったか・・・
具は、角切りチャーシュー 太メンマ 味たま ローストオニオン ルッコラ? ピンクの何か。
店主が言っていた生野菜とはこれのことだった。箸休め的なものでサクサクしてて美味しいし何かお洒落だし良いと思う。(でも水菜でも良いと思う)
メンマはラーメンと同じもので、かなり黒くてパッと見は焼け焦げた木もしくは線路の枕木。味は見た目とは違い、濃すぎない塩気でコリコリ食感で良し。
チャーシューは大きめに角切りされたものが5~6個入っていた。前回食べたラーメンには、随分と硬めのパサついた感のあるものが入っていたが、今回のつけ麺には脂身多いものもあった。個人的には脂身が好きだからラーメンにも是非これでお願いしたい。
ローストオニオンは味変の為のものだ。今回は麺を半分くらい食べた後で混ぜてみたら、ブラックペッパーがかなり強く洋風のつけ汁になった。これはこれで美味しかったが、個人的にはホタテ感を楽しむため最後まで混ぜずに食べて、スープ割りしてから混ぜるのが良いかと思う。
問題なのはピンクの何か・・・ 店主に聞きそびれてしまったので正体不明だが、ピクルス(酢漬)であることは間違いない。蕪 大根 玉ねぎ・・・ルッコラを使うくらいだから西洋野菜かもしれない。いづれにしても駄菓子で子供の頃よく食べた桜大根と同じ味がした。
スープ割りは、残った少ないつけ汁に同量位の加熱したベーススープと刻みパセリとクルトンが入っていた。軽い口当たりになって非常に美味しい。最後まで洒落ていて店のセンスがこの一杯に詰められている、そんな感じにさせられた。
ただ、メニューが「ラーメン」と「つけ麺」の2品しかないのは如何なものか。今後の限定品にも期待が出来るのでTwitterやメルマガ確認は必須だ。ちょっと駅から遠いけど、ちょいちょい行くことになりそうだ。
前回訪問:2015/10/03
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店舗DATA
(住所)東京都立川市錦町1-11-1
(電話番号)042-512-5663
(営業時間)11:30〜15:00 17:30〜21:00
(定休日)水曜
(席数)カウンター8席
(喫煙)不可
(駐車場)無し
貝出汁しっぽりラーメン 純子 (ラーメン / 西国立駅、立川駅、立川南駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0