今回訪問:2023/11/26
東京多摩方面から埼玉入りするときのルートとして、①圏央道+関越道を利用、②国道16号+県道8号川越入間線の2パターンで埼玉内部へと入り込む。少し遠回りとなるが高速でドビュ~ンって行き来すれば楽ちんなのだが、時間があるときはケチって一般道を使うこともしばしば。……で、②ルートの話なんだけど、 道中に【入曽】って駅があってそのそばの交差点がいつも渋滞するわけ。そんなところに今年の春のオープンを目指してイオンスタイル入曽駅前店が絶賛工事中。電車利用の人にとっては駅近(ほぼ隣接)で勝手がとても良さそうだが、そんなイオンに用事がない車利用者にとっては交差点全方位の大渋滞必至で有難迷惑のナニモノでもない。春以降、もっと埼玉が遠くなる……
今日は、そんな川越入間線にある「山田うどん食堂 武蔵藤沢店」へ。少し離れたところにもう一店舗あるんだけど、そっちは旧タイプの山田うどんで、こっちの方が明るいし駐車場も広いからチョイチョイ使わせてもらっている。
11:50頃入店で先客は4割くらいだっただろうか。日曜日だから、おひとり様より家族連れが多い。
山田うどんの冬といえば、お馴染み「鍋焼きうどん」。実は昨年の11月頃から提供されていたのだが、なかなか寄る機会がなくてやっと来れたって感じ。
「鍋焼き煮ぼうとう」980円
「大盛り」100円
「かき揚げ丼」590円
「ミニメンチカツ」無料※クーポン使用
POPを見て分かるように、今年の鍋焼きフェアの推しは、新一万円札に採用された埼玉県出身の「渋沢栄一」とのコラボとなっている。そこでふと思う、、、。先日の「久兵衛屋」の件もあるので、うどん屋でほうとうは有り得ること。ただ、うどん県である埼玉県で何故ほうとう? もしかして渋沢翁はマイノリティ的な方だったのかしら?
━━━とぉぉ思いきや、ネットで調べてみると、「煮ぼうとう」とは我々(私だけかも)がよく知る味噌で煮込んだ山梨県のほうとうではなく、醤油ベースで煮込んだ埼玉県深谷市の郷土料理であった。随分長いこと埼玉県民をしていたがちっとも知らんかった。これってメジャーな話? やっぱニッチなん?

で、こちらがその「鍋焼き煮ぼうとう」の大盛り他。
具材は、豚肉・黒舞茸・長ねぎ・大根・人参・ごぼう・かぼちゃ・油揚げ・かまぼこ、と別皿で三つ葉・刻み柚子。まあ見た目からしてそうだが、肉っ気は少なめで野菜の旨味で勝負するような料理のようだ。
土鍋の蓋を開けたときはそうでもなかったのに、麺(ほうとう)を引き上げたら一気に湯気だらけ。イイね、鍋焼きはこうでなくっちゃ!
あっさりとした醤油ベースのスープで、煮込まれた野菜由来の旨みなのか分からないがほんのり甘みがあって優すぃお味。油分もぜんぜん感じず、なんだか凄く身体に良さそう。
この平べったいほうとう(ぼうとう)については、「やっぱ、うどんでも良くね?」って思ってしまうが、この箸からすぐ逃げようとするゼロ摩擦な喉越しはなかなかのもんである。
渋沢翁が好んだ味とのことらしいが、これを嫌いという人はそういないと思われる。食い応えあるし、ヘルシーだし、喉にチュルンだし、当時は近年のように豚骨醤油や鶏白湯や濃厚煮干しのような味もなかっただろうから、醤油そのものが嫌いじゃなければ、大体の人が好むあじなんじゃなかろうか。もれなく私も好んでしまったので、100年後にでも「麺のすゝめが好きだった鍋焼き煮ぼうとう」と誰かに伝えてもらえると幸いである。
ただ、もっと好むべきものが「山田うどん」には存在する。それがこれ↓
唯一無二の「かき揚げ丼」だ! 過去にもこのブログで紹介しているが、一般的なかき揚げ丼は所謂「かき揚げ天丼」であるが、この山田うどんのそれは卵でとじてあるカツ丼に近いような食べ物。うどんの汁でビシャビシャにしたかき揚げをご飯に乗せたものとも違い、卵とじ効果でなんとも深くどっしりした味わいに。
マジでこれを考えた人も偉人と言って良い。いつかこの方も1万円札の顔にしてあげて欲しい! もしくは歴史の教科書にでも載せてあげて!
取り皿(とんすい)も用意されていたが、取り分けるわけでもないので直鍋でアチアチしながら食べることをオススメしたい!
渋沢翁は日本初の株式会社を創ったりといろいろと凄いことをやった方ですが、この煮ぼうとうが好きだったなんてちょっと親近感わいちゃいます。きっとかき揚げ丼も好きに違いないな。

前回訪問:2023/11/27(全店舗共通)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
店舗DATA
住所 埼玉県入間市下藤沢1026-7
電話番号 04-2968-5527
営業時間 9:00~21:00
定休日 無し
席数 50席くらい
駐車場 30台くらい
東京多摩方面から埼玉入りするときのルートとして、①圏央道+関越道を利用、②国道16号+県道8号川越入間線の2パターンで埼玉内部へと入り込む。少し遠回りとなるが高速でドビュ~ンって行き来すれば楽ちんなのだが、時間があるときはケチって一般道を使うこともしばしば。……で、②ルートの話なんだけど、 道中に【入曽】って駅があってそのそばの交差点がいつも渋滞するわけ。そんなところに今年の春のオープンを目指してイオンスタイル入曽駅前店が絶賛工事中。電車利用の人にとっては駅近(ほぼ隣接)で勝手がとても良さそうだが、そんなイオンに用事がない車利用者にとっては交差点全方位の大渋滞必至で有難迷惑のナニモノでもない。春以降、もっと埼玉が遠くなる……
今日は、そんな川越入間線にある「山田うどん食堂 武蔵藤沢店」へ。少し離れたところにもう一店舗あるんだけど、そっちは旧タイプの山田うどんで、こっちの方が明るいし駐車場も広いからチョイチョイ使わせてもらっている。
11:50頃入店で先客は4割くらいだっただろうか。日曜日だから、おひとり様より家族連れが多い。
山田うどんの冬といえば、お馴染み「鍋焼きうどん」。実は昨年の11月頃から提供されていたのだが、なかなか寄る機会がなくてやっと来れたって感じ。
「鍋焼き煮ぼうとう」980円
「大盛り」100円
「かき揚げ丼」590円
「ミニメンチカツ」無料※クーポン使用
POPを見て分かるように、今年の鍋焼きフェアの推しは、新一万円札に採用された埼玉県出身の「渋沢栄一」とのコラボとなっている。そこでふと思う、、、。先日の「久兵衛屋」の件もあるので、うどん屋でほうとうは有り得ること。ただ、うどん県である埼玉県で何故ほうとう? もしかして渋沢翁はマイノリティ的な方だったのかしら?
━━━とぉぉ思いきや、ネットで調べてみると、「煮ぼうとう」とは我々(私だけかも)がよく知る味噌で煮込んだ山梨県のほうとうではなく、醤油ベースで煮込んだ埼玉県深谷市の郷土料理であった。随分長いこと埼玉県民をしていたがちっとも知らんかった。これってメジャーな話? やっぱニッチなん?

で、こちらがその「鍋焼き煮ぼうとう」の大盛り他。
具材は、豚肉・黒舞茸・長ねぎ・大根・人参・ごぼう・かぼちゃ・油揚げ・かまぼこ、と別皿で三つ葉・刻み柚子。まあ見た目からしてそうだが、肉っ気は少なめで野菜の旨味で勝負するような料理のようだ。
土鍋の蓋を開けたときはそうでもなかったのに、麺(ほうとう)を引き上げたら一気に湯気だらけ。イイね、鍋焼きはこうでなくっちゃ!
あっさりとした醤油ベースのスープで、煮込まれた野菜由来の旨みなのか分からないがほんのり甘みがあって優すぃお味。油分もぜんぜん感じず、なんだか凄く身体に良さそう。
この平べったいほうとう(ぼうとう)については、「やっぱ、うどんでも良くね?」って思ってしまうが、この箸からすぐ逃げようとするゼロ摩擦な喉越しはなかなかのもんである。
渋沢翁が好んだ味とのことらしいが、これを嫌いという人はそういないと思われる。食い応えあるし、ヘルシーだし、喉にチュルンだし、当時は近年のように豚骨醤油や鶏白湯や濃厚煮干しのような味もなかっただろうから、醤油そのものが嫌いじゃなければ、大体の人が好むあじなんじゃなかろうか。もれなく私も好んでしまったので、100年後にでも「麺のすゝめが好きだった鍋焼き煮ぼうとう」と誰かに伝えてもらえると幸いである。
ただ、もっと好むべきものが「山田うどん」には存在する。それがこれ↓
唯一無二の「かき揚げ丼」だ! 過去にもこのブログで紹介しているが、一般的なかき揚げ丼は所謂「かき揚げ天丼」であるが、この山田うどんのそれは卵でとじてあるカツ丼に近いような食べ物。うどんの汁でビシャビシャにしたかき揚げをご飯に乗せたものとも違い、卵とじ効果でなんとも深くどっしりした味わいに。
マジでこれを考えた人も偉人と言って良い。いつかこの方も1万円札の顔にしてあげて欲しい! もしくは歴史の教科書にでも載せてあげて!
取り皿(とんすい)も用意されていたが、取り分けるわけでもないので直鍋でアチアチしながら食べることをオススメしたい!
渋沢翁は日本初の株式会社を創ったりといろいろと凄いことをやった方ですが、この煮ぼうとうが好きだったなんてちょっと親近感わいちゃいます。きっとかき揚げ丼も好きに違いないな。

前回訪問:2023/11/27(全店舗共通)
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店舗DATA
住所 埼玉県入間市下藤沢1026-7
電話番号 04-2968-5527
営業時間 9:00~21:00
定休日 無し
席数 50席くらい
駐車場 30台くらい