久々お料理でも。

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いわゆる『下手の横好き』ってやつ。けっして謙遜はしていない、だって俺ずぼらですもの…

で、今回の遊び相手は「国産豚バラ軟骨」
ジャパンミートはどの肉も安いけど、こちらは100㌘/89円と豚肉売り場で最もお安い部位かと思う。しかしながら、そのまま焼いて食べられるわけでもなく、シャブシャブっとして食べれるわけでもなく、少々使い勝手の悪い肉ではあるので手を出さない方も多いのではなかろうか。
ただコレの攻略は何気に簡単で、ほんのひと手間かけるだけでメッチャ美味しくなるので、そのポテンシャルをここで語らせて。すゝめはもう何度もリピっていますよ。


では…

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仕込む量は、ザックリ2kg。ずぼらレシピなので、細かい数字は気にしちゃダメですよ。

パックから出すと軟骨ガッチガチの棒状の肉がてんこ盛り。一部冷凍焼けを起こして茶色くなっているのも、当然気にしちゃダメですヽ(○︎´3`)ノ♪♪


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1本を3~4分割(大体7~8cm)くらいに切り分けます。


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ここでひと手間!
肉に残っている血やブヨっとした脂を、1個1個丁寧に流水で洗い取ります。もしかしたらこの工程をやらなくても大して変わらないかもしれないけど、なんとなくソレっぽいのでやった方が美味しくなるような・・・


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肉を全量入れても余裕があるデカい鍋で『水』をヒタヒタに張り強火にかけます。
この工程はアク抜きが目的なので、本来沸騰した湯に肉を投入した方がアクが出るのかもしれない。でも2kgぶっ込めば湯温も激下げするだろうし、湯量が多過ぎた少な過ぎたがめんどくさい。なので水から!


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ねっ、ちゃんとアク出ますんで水からでも無問題👌


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で、またひと手間!
アクを出した肉をザルにあけ、1個1個丁寧に常温水で付着しているアクを洗い流します。これも気分的なものなので、1個ずつじゃなくて、全部まとめて洗濯機みたいにグァ~ってやっちゃっても結果同じかもしれない。


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先程アク抜きで使ったデカ鍋を、1度綺麗に洗ってからそこに肉を戻します。で、また肉がイイ感じに被るくらいヒタヒタ(適当でOK)の水を入れ、酒やら、ネギの青いところやら、生姜など思いつく肉の臭み消し的なものも一緒に投入。


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高圧で強火にかけ、


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シュッとしたら弱火で20分・・・

圧力が減がり蓋を開けられるようになったら、ここで三度目のひと手間!
茹で湯の上部に透明の油層が出来ているので、お玉でそっとすくって捨てます。こうすることで仕上がり時に脂っこい感じにならないような気がする。このとき肉が水面から出ちゃうくらい油と湯を減らしておきます。それとネギと生姜の除去も。


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で味付なんですど、昔まじめに作っていた頃は醤油・味醂・酒・砂糖・・・などの王道調味料を使ってやっていたんだけど、ぶっちゃけ面倒。なので市販の「すきやきのたれ」を使っちゃいます。何処のメーカーのものでも大体同じ味なので、一番安いもので全然OK。もちろん「めんつゆ」もアリ。「おでんのつゆ」でもアリ。
今回はストックしていたドンキのPB品を使っちゃいます。


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ドボドボドボ~ってボトル1本(500ml)全投入。液量としては肉がちょうど被るくらいがベストなので、さっきの茹で湯を捨てる工程でやや多めに捨てておいた方がここで調整がしやすい。

甘めの仕上がりが好きなすゝめは、さらに砂糖を追加投入します。我家は「きび砂糖」なのでそれを入れますが、「黒糖」なんか使ったらうちなーの風が吹いてくるかもしれない。


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クッキングシートで落し蓋をして、再びシュっと。


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また20分タイマーかけたら、あとは食べるまでほったらかしです。


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ほら、完成!めっちゃイイ感じ!
あのプラスチックのようだった軟骨が、プルプルを通り越してもはやドゥルンドゥルンです。(動画で伝えられないのがもどかしい)

2kgあるので適当に小分けして冷蔵庫&冷凍庫へ。あとは必要に応じて食べるだけ!ねっ、ずぼらにいけるでしょ。


で、こんな感じに食すわけ⬇⬇⬇

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・晩酌のアテに!
角煮とは違ったネットリ感を楽しみつつ、チンカチンカなビールを流し込む悦🍺


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・うちなーチックに!
モドキではあるが雰囲気は出せているんじゃなかろうか。きっとキジムナーも納得するさぁぁあ🌺🌴


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・炙って丼に!
山椒をかければ、ほぼ鰻丼。もはや鰻丼。ビールと共にあらんことを!




ひと(1)手間と言いつつ、さん(3)手間かけましたが、「国産豚バラ軟骨」がハイパフォーマンスな肉であることは十分語れたと思う!


ずぼらレシピでした。